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オディッシィについて


。オディッシィダンスの歴史と特徴

 オディッシィ(オリッシーとも表記)は東インド、オリッサ州の伝統舞踊です。12、13世紀頃、ヒンドゥー教の聖地プリーにあるジャガンナート寺院に属するマハリ(デーバーダシー)と呼ばれる舞女が、クリシュナ神と牛飼いの女ラーダーの愛を謳った「ギータ・ゴーヴィンダ」を日夜にわたって献舞したことから始まったとされています。16世紀にイスラムの攻勢によって宗教儀式が中断されると、舞女に変わってゴティプァと呼ばれる女装した少年の踊り手が出現し、その伝統が引き継がれて今日に至っています。オディッシィは他の古典舞踊と異なり、その動きは叙情的かつ耽美的な魅力に溢れています。手指の表現であるムドラーと、膝・腰・首のところで折り曲げられて作り出すトゥリバンガの姿態は、どれもがオリッサ州に数々ある寺院の彫刻の中に見つけることができます。オディッシィダンスが生きた彫刻と言われるゆえんです。現在の形になったのはグル(師)ケルチャラン・モハパットラを初めとする偉大なグル達の業績によるものです。  上演の構成は、マンガラ チャランと呼ばれる踊りで始まります。この踊りは、舞台の成功を祈り、神・グル(師)・観客に対する挨拶の意味があります。次ぎに身体の四肢だけで表現するヌリッタが踊られます。身体の各部位、頭・両手・胸・両足・肩・背・腰・膝などを組み合わせて描かれるポーズは、生きた彫刻と言われるオディッシィダンスの特徴を良く表しています。そして「ギータ・ゴーヴィンダ」の歌に合わせての舞踊を演じ、最後に神と人が一体になることを意味する「モークシャ」で終わります。

オディッシィ独特の表現方法

●ボディポジション
オディッシィには、特徴的な4つの基本姿勢があります。それをサマバンガ(Samabhanga)、アバンガ(Abhanga)、トゥリバンガ(Tribhanga)、チョウカまたはチョーカ(Chouka)と呼びます。
1.サマバンガ(Samabhanga)
両足をぴったりそろえてまっすぐに立ち、両手はそれそれ療法の腰の位置に置きます。
この足の位置の名称をユグマ パーダ(Yugma Paada)といいます。
2.アバンガ(Abhanga)
サマバンガのポジションから、体重を片方の足に移動させます。足はサマバンガ同様にぴったりしたままですが、体重をかけていない方の足の膝を、わずかに前に曲げます。身体のラインも垂直(まっすぐ)より、少し膝を曲げた足の側に移動します。頭、首はサマバンガ同様まっすぐです。
3.トゥリバンガ(Tribhanga)
トゥリバンガの意味は3っつに曲げるという事です。膝の所、ウエストライン、首の3カ所です。足羽津のように置きます。(この足の位地をトゥリバンガ パーダといいます。)例えば胴体の部分を右に移動させた場合、あごを右にして、頭は左へ方から45°傾けます。膝は左側に、そして、左手は左の腰の位置に置き、右手は太股の真ん中の位置に置きます。
4.チョーカ(Chouka)
両足の間を自分の足の1〜1.5足分くらい開けてつま先を外側にして踵を向かい合わせにして膝を曲げます。(これをチョーカ パーダと言います。)手の平を下にして、両腕の肘を曲げます。肩から肘まで真っ直ぐ真横に伸ばし、肘から手を直角に前に伸ばします。顔、首、胴はサマバンガ同様まっすぐです。
●オディッシィダンス特有のムドラーについて
オディッシィダンスの中で使われる手の動き(ムドラー)も他の古典舞踊と同様ですが、その他にオディッシィ独特の伝統的なムドラーがあります。
1.バストラ(Bastra)
 2.タムブラ(Tambra)
 3.プスパ(Puspa)
 4.バーナ(Bana)
  5.シュカチャンチュ(Sukachanchu)

●フットポジション
フットポジションは、オディッシィを習うとき、最初に教えられるもののひとつです。ボディポジション同様、それぞれに名称がついています。ここでは、その最も基本的な4つを上げました。
1.アディ パーダ(Addi Paada):足をそろえ、まっすぐで親指同士を重ねる。
2.ユグマ パーダ(Yuguma Paada):足をそろえてまっすぐにする。 
3.トゥリバンガ パーダ(Tribhanga Paada):トゥリバンガの足にする。
4.チョーカ パーダ(Chouka Paada):チョウカの足にする。

「ヒンドゥー教の聖地、オリッサ州プリー

インドには、使用言語別に区分された州と連邦政府の直轄地からなっています。北インド一帯をアーリア民族が占め、南インドはドラビダ民族の世界となっています。ヒンドゥー教の聖地オリッサ州プリーは、インドの東部ベンガル湾に面した海辺にあります。人口は、約8万人。オールドタウンのあちこちには大小様々なヒンドゥー教の寺院があり、神を賛美する朗詠、太鼓やシンバルの響きが静かな街に流れています。12世紀中頃、チョダガンガ・デーヴァ王の治世下、ここに壮大な石造り(カリンガ朝様式)のジャガンナート寺院が建てられました。オリッサ州最大の65メートルの高さを持つ本殿があり、中には木造の本尊、世界の王という意味を持つジャガンナート神が、その兄とされるバラバドラ、妹のスバドラーとともに祀られています。雨期の最中の7月、太陽暦の5〜5月に当たるジェーシュタ月の新月の火の翌日からチャリオットフェスティバル(ラタ・ヤートラ)と呼ばれるジャガンナート大祭(山鉾巡行祭)が始まります。神々を載せ、数千人に引かれる巨大な山車が街中を練り廻る祭で、毎年インド各地から50万人ほどの巡礼者が集まり熱狂的に繰り広げられます。アージャンダ月の10日、ご神体は再び山車に乗せられてジャガンナート寺院の前に引いてこられ、金の衣装で飾られて人々に礼拝され、翌日厳かに寺院に運び入れられて、この盛大な祭は終わります。ニュータウンの方は、東西に長く伸びる白い砂浜の海岸線を持ったリゾートビーチになっています浜辺には、巡礼を終えたインド人の家族連れや旅行者が旅の疲れを癒す姿が見られ、水平線から昇る朝日が海と空の境目をオレンジ色に染め上げます。


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